復縁したい女性必見!冷却期間の見極め方・長さや過ごし方まで徹底解説

「今頃、彼は何をしてるんだろう…アプリで次の恋人を探してるのかな」
「このままじゃ、新しい恋人ができちゃうんじゃないか」
「忘れられたくない。次の彼女ができる前に何とかしなきゃ」
そう思ってLINEを送っても未読スルー。このままじゃ余計に溝は深まるばかり。
いったいどうしたらいいの…?
もしかしたら、あなたはそんな状況を打開したくて、冷却期間について調べるうちに、この記事にたどり着いたのかもしれません。
復縁を目指して勉強し始めたすべての人に立ちはだかる最初の壁、それが冷却期間、です。
それだけ、冷却期間は復縁が成功するかどうかを大きく左右します。
ですが「自分には冷却期間が必要なのかな?」とか「だとしたら長さの目安はどれくらい?」「その間、何をしたら復縁の成功率が上がるの?」など、次々に疑問が浮かんでくることでしょう。
そこで、今回は「この記事だけ読めば、冷却期間については完璧!」という記事を目指して、冷却期間について完全解説していきますぞ!
盛大にハードルをぶち上げたことを後悔しつつ、解説を始めます|д゚)
そもそも冷却期間とは?

一般的に復縁における冷却期間とは、「別れた恋人と一旦距離を置く」こういった説明が多いことでしょう。
具体的にやることとしては、
- 「相手と会わない」
- 「こちらから相手に連絡をしない」
など、相手と接触しないことが挙げられます。
確かにその説明は間違ってはいないのですが、実はこれだけではまだ表面的な理解にすぎないんですね。
「「冷却期間の本質」を理解していないと、知らず知らずのうちに冷却期間を破って復縁成功が遠のきかねません。
そこで今回はまず
- 冷却期間の目的(なぜ必要なのか)
- 冷却期間の本質(結局、何をするってことなのか)
- 冷却期間の効果(メリット・デメリットなど)
この3つの観点を主軸にお話ししていきます。
どうして冷却期間が必要なの?(目的)

なぜ冷却期間が必要なのか?
それは、冷却期間の目的が「別れた相手と新たに良好な関係を築くために、一度、関係をリセットすること」だからです。
裏を返せば「リセットしなければ、良好な関係性は築けないよ!だから一旦、戦略的撤退をしようね!」ということですね。
ただ、「連絡してはいけない」「会うのは言語道断」と言われたら、きっと多くの方がこう思うでしょう。
- 「相手に忘れられそうでイヤ!」
- 「相手に連絡しなきゃ、復縁どころじゃないじゃん!」
- 「会わない間に新しい恋人が出来そうで怖い」
もちろん、その気持ちはわかりますし、全ての人に冷却期間が必要なわけではありません。むしろこの辺の見極めをミスると復縁のチャンスを逃すこともあります(後述します)。
そのため、「自分のケースは、冷却期間が必要なのかどうか?」の判断は、非常に重要なポイントになります。
冷却期間の本質を押さえよう!

冷却期間は別名:沈黙とも言います。
中には「相手から見て、生きてるのか死んでいるのかわからない状態にすることが冷却期間だ」というカウンセラーさんまでいますが、私はその意見に完全同意です。
なぜなら、冷却期間の本質とは「相手に認知されない事、忘れてもらうこと」だからです。
というと「忘れられたくない!そんなのヤダ!」と感じちゃいますよね。その気持ち、よくわかるぞ…
ですが「忘れられた方が復縁しやすい」「逆に忘れられないとどんどん復縁の可能性が低くなる」という方も多いのです。
そこでカギになるのが、「ザイオンス効果(別名:単純接触効果)」です。
ザイオンス効果(単純接触効果)とは?
ザイオンス効果については、比較的メジャーなものなので、心理学や恋愛について調べたことがある方はご存じかもしれません。
ただ、昔ほどではないですが、未だに誤った解説がされがちな心の動きでもあるんです。なので、この記事でしっかりと「本当の意味でのザイオンス効果」についてお伝えしますね。
まず、ネットによくある説明が「人は会えば会うほど好感度が増すから、接触頻度を増やしていくといいよ」的なもの。確かにその通りなんです。
ですが、これはザイオンス効果のプラス面だけの解説にすぎないんです。この説明を鵜呑みにしてしまうと、場合によっては「ドンドン嫌われてしまう」という事態になりかねません。
なぜなら、正しいザイオンス効果は「今、あなたが相手に抱かれている印象×接触頻度」だからです。
つまり「接触するほど今の印象が増幅する」それがザイオンス効果なんですね。
そのため、例えばあなたが相手に未練や好感を抱かれていれば、接触頻度に比例して好感度も増していく。これはネットでよくある解説の通りです。
では、あなたが仮に、相手からネガティブな印象を抱かれていたとしたらどうでしょうか?
ネットの説明通り、会えば会うほど好かれていく?そうだったらいいのですが、実際は真逆です。
この場合は、接触した回数に比例してネガティブな印象も増していく、つまりドンドン嫌われかねないという事です。
また、人の気持ちはグラデーションのようなもの。
初めは「ちょっと苦手」程度の印象だったとしても、その状態で頻度を増やしてしまうと「苦手→ムカつく→嫌い→気持ち悪い→生理的に無理」といった感じでエスカレートすることもありますから注意が必要です。
冷却期間とザイオンス効果(単純接触効果)の関係性
この二つは密接に関係しています。というよりも、人にザイオンス効果という心理があるから冷却期間が必要、と言っても過言ではありません。
記事の後半で解説していきますが、基本的に冷却期間を設けた方がいい人は、「今相手と接触してもプラスになるどころかマイナスになる人」です。
つまり、ザイオンス効果によって接触するほど相手の中のこちらへのマイナス印象が増幅してしまう状況・関係性の方。
だから「新たに良好な関係性を築くために、一旦引いてリセットしようね」ということなんですね。
ただ、ここまでの話を聞いて「なるほど、連絡しなきゃいいのね」「職場も違うし、会う予定はないので大丈夫です」と思った方は要注意!
なぜなら、冷却期間は「連絡しなきゃいい」「会わなければ大丈夫」といった単純な話ではないからです。
「連絡しなきゃいい・会わなければ大丈夫」の落とし穴
冷却期間について調べると「自分から連絡してはいけません」「無論、会うのもダメですよ」こういった解説が多いのではないでしょうか?
ですが、冷却期間の本質「相手に認知されない事=忘れていってもらうこと」を踏まえると、その説明だけでは不十分です。
なぜなら、仮に話しかけていなくても…連絡をしていなくても、相手に存在を認知された時点で、それは「接触」になるからです。
要は「相手に思い出されるだけで冷却期間は機能していない」ということです。
そもそもなぜ、冷却期間は連絡や会うのがダメなのか?
それは、連絡をしたり相手の視界に入るなどして存在を認知された場合にマイナス印象を想起させてしまう状況・関係性だから、です。
別に、会って好印象に繋がったり、連絡して仲が深まるなら会ってもいいわけですが、今はそうじゃないから「ダメだよ~」ってこと。
なので、「連絡したら自爆しちゃうからダメだよ」とか「重いとか未練が伝わっちゃうよ」というのは二次災害的な話で、そもそも相手の脳内にこちらの存在が浮かんでも、プラスにならない状況だから、今は我慢の時だよということなんですね。
言われれば「そりゃそうじゃね?」と感じるかもしれませんが、
- 「会わなきゃいいんでしょ?」「連絡しなきゃOKなんだよね?」という意識
- 「こちらの存在が相手によぎるだけでNGなんだ」という意識
この意識の差はそのまま「冷却期間中の行動の注意の差」にも顕れます。
そのため、連絡などのような直接相手に対する行動はとっていなくても
- SNSの投稿
- 知人のSNSへのリアクション
- 相手のSNSの閲覧(閲覧履歴が残る場合)
- 共通の知人からあなたの話が相手に伝わる
- 社内や同じコミュニティや行きつけであなたの後姿を相手に遠くから見られる
これらのような「間接的にあなたの存在が認知される行動」も控える必要があるということです。
改めて冷却期間は「連絡しなきゃいい」という単純なものではありません。
その理解のままだと「間接的に相手に存在を認知される行動をしてしまい、ザイオンス効果のマイナス面が働く=距離を縮めるつもりがどんどん避けられる可能性」があるんですね。
そうならないためにも「冷却期間とは、相手の中からこちらの存在を消し、認知させないために必要なもの」と本質を押さえて、できる限り最大限、注意を払いましょう(‘Д’)
冷却期間の効果・メリット
改めて冷却期間が必要な理由・目的は「別れた相手と新たに良好な関係を築くために、一度、関係をリセットするため」でしたね?
そして、「関係性をリセットするために、一度あなたを忘れてもらうことが冷却期間の本質だよ」という話をしてきました。
では、実際に冷却期間を設けて忘れてもらうことで、具体的にどういった心境の変化があるのか?
その効果についてみていきましょう。
メリット①お互いに冷静になる

基本的に人は「感情的になる何か(人、状況など)」から距離を置けば、その気持ちもトーンダウンしていくものです。
単純にそれらと距離を置くという事は、その時間を「他の何かに充てたり、他の何かについて考える」ということ。
そうやって物理的な距離を取ることで、思考の面においても距離を取ることにつながります。すると、当事者意識から段々と俯瞰で見れるようになります。
それによって
- 「あの時、一方的に責めちゃったけど、今思えばそもそも俺のあの発言がきっかけじゃん」
- 「ていうか、あの時は感情的に別れを切り出したけど、それを補って余りあるいい彼女だったな」
- 「以前はわからなかったけど、確かに仕事が忙しくて余裕がないと、デートよりも体を休めたいってのもわかるな…彼には悪いことしたな…」
- 「浮気はもちろんダメだけど、でも私がガミガミうるさくなかったら、他に目移りなんてしなかったのかも…」
こんな感じで、ふとした瞬間にお互いのことを冷静に振り返ったりできるようになるんですね。
これがストレートに「やっぱりあいつじゃなきゃダメだ」と復縁につながることもあれば、間接的に「もしもいつか話をすることがあったら、前みたいに邪険に扱うんじゃなくて、穏やかに話そうかな」というように関係構築の入り口整備につながることもあります。
「復縁願望に変化が起ることも」
私のクライアントは、復縁相談から始まることがほとんどです。
ただ、初回の相談から大体1週間から2週間くらい経つと「復縁は結構どうでもよくなってきました」という方もいらっしゃいます。
もちろん、別れてから私に相談をいただくまでの期間は人それぞれで、「1週間前に別れました」という人もいれば、「実は1年前の元カレが忘れられなくて」という方など様々です。
やはり、専門家やプロのカウンセラーさんなどに相談することで、気持ちの整理が進む面もあるでしょう。
私の場合は復縁のアドバイス以前に「別れてしまった原因」や「相談者が苦しい恋愛を繰り返してしまう原因」についてお伝えするので、復縁の悩みよりも「そういった苦しい恋愛を繰り返してしまう自分を変えて、幸せになっていきたい」と考えがシフトする方も多いです。
いずれにせよ、冷静になることで「復縁」がどうでもよくなったり、「自分の真の課題」に気付いたり向き合う余裕も出てきます。
なので、冷却期間を設けることで「復縁したい気持ちそのものに変化が起る可能性もあるよ」ということは覚えておいてくださいね(・∀・)
今の話を聞いて「そうなれたら楽じゃん!解放されるんでしょ?」と希望を感じる人もいれば、「そんなの嫌だ…」としがみつこうとする人もいます。
前者は特に問題ないのですが、後者の場合は「執着」がものすごく強い状態です。ただ、強く執着している状況って、恋愛も人生もうまくいかないんですね。
実際、クライアントを見ていても執着してない方の方が復縁成功しやすいし、メールやセッションの際に「こんなことがありましたー(≧▽≦)」と色んな引き寄せ報告をもらいます。
執着についてはこちらで解説していきますので、ぜひ執着の手放しに挑戦して幸せな人生にシフトしていってください(準備中)
メリット②ネガティブな印象が薄れていく

あと尾田先生、集英社さん、バンダイさん、ごめんなさい|д゚)
二つ目は「ネガティブな印象」が薄れていくということ。
まず、ネガティブな出来事や印象というのは、ストレスに他なりませんよね。そして、ネガティブな記憶というのは「強く記憶するように」出来ています。
というのも、「ストレス=生命にとっての脅威・危険・不安を感じるもの」なので、回避して生き延びるためには「忘れないでおく必要があるから」ですね。
例えば、私が目の前で多くの友達をネコに食べられたネズミだとしましょう。ですが「ネコは危険だ!」という事を忘れたら、次の餌食は私になってしまう…だから「ネコ…あいつらメチャメチャこえ~よ!」と覚えておかなきゃならないってことです。
…とここまでの話を聞くと「ネガティブな印象ってそれだけ強いんですね…」「冷却期間を設けたところで意味はあるのでしょうか?」と感じるかもしれませんね。
ご心配召されるな(・∀・)悲観的になる必要はありません。
これから話すことは、今話したことと真逆の内容に聞こえるかもしれませんが、最後にきちんと「だからこそ冷却期間が必要なのか!」と理解できると思います。このまま読み進めてくだされ。
人はストレスを持ち続けることはできない
たった今「ネガティブな印象は強く記憶されますよ」という話をしました。そして、ネガティブな印象=ストレスだよという事も書きましたね。
ですが、それでも人は「ストレスを持ち続けて生きることはできない」のも事実なんです。
どういうことかお話ししましょう。
仏教には「三毒」という言葉があります。
これは「これあると人生苦しくなるよね~。」という代表的な3つの煩悩を表す言葉なのですが、それが何かというと「貪・瞋・痴(とん・じん・ち)」の3つです。
- 貪:むさぼり求める心、執着、過度な欲求
- 瞋:怒り、憎しみ、妬み、不快感、敵意
- 痴:無知、誤った物事の見方、愚かさ
ストレスは万病の元、という言葉もありますが、これら三毒は人間にとって「毒」なわけです。
んで、今回、注目したいのが瞋(じん)。つまり、怒りや憎しみなどのネガティブな感情ですね。
実際、怒りや憎しみはメンタルに影響を及ぼすだけでなく、体調にまで影響を与えます。
具体的には、怒りや憎しみと言った攻撃的な感情が湧くと、人間にはそれら脅威やストレスに対抗するために、副腎(腎臓の近くにある)からアドレナリンやコルチゾールといったホルモンが分泌されます。
すると、それに付随して「ノルエピネフリン(和名:ノルアドレナリン)」という神経伝達物質が分泌されます。
これは通称「闘争・逃走ホルモン」と呼ばれるもので、自分に危険や脅威が迫ったときに、自分の身を守るためにスイッチを入れるような役割を持ちます。
ノルエピネフリンが分泌されると、交感神経が活発になるため、心拍数や血圧が上昇します。そして、心拍数や血圧が上がると、生き物は「闘争or逃走モード」に入るんですね。
これがあるから私たち人類は生存競争に勝ち残れたので、必要な働きではあるんです。
ただ、何事もほどほどが大事。常に怒りや憎しみのようなストレス感情を抱えているとどうなるか?
- 感情コントロールの問題
→ノルエピネフリンの過剰分泌によって、感情の制御が困難に。冷静さを失いやすくキレやすくなる - 人間関係の問題
→常にイライラ・カリカリするので周囲と軋轢が生まれたり、孤立する - 健康の問題
→交感神経が活発になるため、高血圧が引き起こす脳疾患、またはアドレナリンやコルチゾールなどストレスホルモンによる内臓機能の低下、周囲からの孤立による抑うつ
こういった弊害が出てくるんです。
このように「瞋(じん)=怒りや憎しみなどの感情」は、人間にとって大きなストレスとなるわけですね。
ですが、私たち生命の本能は「生き延びて、繁殖すること」。
そのために、ストレスから身を守る働きもきちんとあります。
フィジカル面では「闘争・逃走ホルモン」もその一例ですし、メンタル面でも人の心には様々な「防衛機制(不安やストレスから自分を守る心の働き)」が備わっています。
何が言いたいかというと「相手があなたに対して仮にメチャメチャ怒っていたとしても、人は怒りの感情を持ち続けることはできないんだよ」「生き延びるために、ネガティブな感情にも折り合いをつけたり、対処する働きが備わってるんだよ」ということ。
では、「実際にどういった理屈で、ネガティブな印象が薄れていくか」をもうちょい詳しく解説しますね。
①ネガティブな印象が薄れていく「記憶の減衰効果」
この冷却期間の効果の解説でよく出てくるのが「記憶」に関しての研究データです。
短期記憶・長期記憶など聞いたことがある方もいるかもしれませんね。また、お受験を経験した方なら「エビングハウスの忘却曲線」はご存じかもしれません。
ネットで素晴らしい画像を拾いましたので、そのまま引用させていただきます|д゚)

もしかしたら塾の先生とかに「20分後には58%も忘れちゃうんだよ?」「一か月後なんて見てみ?ほぼ覚えてないんだよ」「時間の経過に伴ってこんだけ忘れちゃうんだから、ちゃんと復習してね」的な話をされたかもしれませんね。
これは「復習を促すための脅し」という意味では正解。
ただ、このグラフが示しているのはあくまで「節約率」なんです。節約率って言うのは「一度覚えたものを再び覚えなおす際にどれくらい時間を短縮できたか?」を示すもの。
なので、この忘却曲線は「時間の経過に伴って、どれくらい忘れるかを示すものではない」んですね。
冷却期間に置き換えれば「相手が感じているネガティブな印象が一か月後に21%にまで減衰しますよ」という意味ではないんです。
「なーんだ、ガッカリ…」と思うかもしれませんが、それも早計です。
なぜなら「再び覚えるまでに」という時点で「人は時間の経過とともに忘れていく生き物だ」という前提があるからです。その前提があるからこそ、「再び覚え直すまでに…」というあのデータが成り立つわけですね。
(ちなみにエビングハウスのこの研究は記憶分野における非常に大きな功績として知られています)
つまり、この冷却期間に置き換えて正しく見ていくと?
- そもそも人は時間の経過とともに記憶が薄れていくもの
- 時間が経つほど「節約率」は低くなる=思い出しにくくなる=忘れてもらいやすい
ということがこのグラフからわかるということです。
②美化にもつながる「感情と記憶の再統合」
心理療法の一つに「コヒーレンス療法」というものがあります。
難しいので覚えなくていいですが、簡単に言うと「MR=長期記憶として固定された記憶=染みついた記憶を変えるための理論」を元にした治療法です。(難しいよね!)
見出しに「再統合」と書きましたが、これが何を指すかというと「様々な視点からその出来事を見て、自分を苦しめる思い込みや認知を手放し、新たな意味づけを手に入れること」。
この療法は主に「トラウマに苦しんでいる人」のような方が対象ですから、このテーマに持ち出すのは大仰ではあるのですが、全く無関係ではないのです。
というのも、ここまでの話の中で「人はストレスを持ち続けることはできない」「どこかでそれに対処しようとするものだ」とお伝えしてきましたね?
私たち人間は時間の経過に伴って「過去のネガティブな記憶に対する再統合」に近いものを、知らず知らずのうちにしていくものなのです。
具体的には、冷却期間を設けて冷静になっていくことで、感情的だったころには見えなかったものに気付けるようになってきます。
これは、あなたもそうだし、相手も同じですね。
例えば、
「そういえば、俺が風邪でダウンしたときに、差し入れ持ってきてくれて看病してくれたな」みたいに具体的なエピソードを思い出して素直に感謝出来たり、
「あの時はああいわれて許せないと思ったけど、あの時にこんなことしてくれたな。今思えば、トントンどころか、すごく大切にしてくれてたんだ…」と気づいたり…
これも「人はストレスを持ち続けることはできない」からこそ、「そうはいってもいい面もあったよな」とプラス面を思い出すことでストレスに対処している、ともいえます。
ただ、そんな心の理屈や変遷よりも大事なのは「冷却期間によって、そういったプラスの感情まで蘇ってくることもある」ということです。
場合によっては美化が起きたり、相手が他の異性と付き合ったことで、元恋人であるあなたと比較して、逆にあなたの良さを再認識したりということも。それが復縁においてプラスなのは言うまでもありませんね?
それもこれも忘却曲線の項でお伝えしたように「冷却期間によって、ネガティブな印象を思い出させないようにしたから」こそ起こります。
メリット③喪失感を感じる

3つ目のメリットは「相手が喪失感を感じる可能性がある」といこと。
これは正直、彼女側よりも彼氏側の方が感じることが多いのですが、
- 交際時に相手から信頼を得ていた
- 綺麗な別れ方が出来ていた
- 交際期間が長かった(7カ月以上)
これらに当てはまるほど、喪失感を感じて、元カレが連絡してくる可能性が高くなります。
実際の相談事例から見ても、上記の項目の上から順に重要です。
詳しく解説しましょう。
①交際時に相手から信頼を得ていた
まず一番大事というか、実際に「交際時に深い関係を築けていた人」ほど、後々相手から連絡が来ることが多いです。
細かく言えばキリがありませんが、全ての方に共通しているのが、
- 相手が忙しい時に自分とのデートよりも相手の体調を気遣った
- 連絡を急かすようなことをしなかった
- 相手が落ち込んだり疲れている時に励ましたり、癒してあげた
- 相手の弱さを受け止めて、支えてあげていた
このように「思いやりや気遣い」を示して、安心感を与えていた人ですね。
この場合は私だけでなくクライアントも手応えや「信頼関係を築けた」という自負があるので
私:おそらく半年後くらいに彼から連絡来ますよ(笑)
クライアント:何だか私もそんな気がします(笑)
という話をするのですが、早い場合だと数日(笑)
大体が2~3カ月くらいで連絡が来て「いや、早すぎだろ(笑)」とクライアントさんと笑い話になることもしばしば。
連絡してくる理由は様々です。
- 季節のイベントで人恋しくなった
- 新しい彼女とうまくいってない
- 仕事やプライベートで落ち込んだ
- 都合のいい女扱いしたい(過去にされていた場合)
など色々です。
日本は四季のある国であり、季節ごとにイベントや街の装いも変わりますから、3カ月もあれば街の景色が変わって、人恋しくなることもあるでしょう。
また、恋愛って「どちらか一方が100:0で悪」という事はほとんどありませんから、あなたと別れたという事は、元カレ側にも「恋愛がうまくいかない原因」「彼氏としての課題」があったりもする。
となれば、新しい恋人ができたとしてもうまくいかないことも十分考えられるし、そもそも新しい彼女が出来たからこそ、「元カノは○○してくれたのになぁ」とあなたの良さを再認識することもあるでしょう。
また、普通に生活・仕事しているだけでも、3カ月もあれば凹む出来事の一つや二つ起こるものです。その時に「話を聞いてほしい」とか「こういう時、いつも励ましてくれたな」とよぎることも当然あります。
4つ目の都合のいい女扱いしたいは論外ですが、これは信頼関係が築けていても意外とあるので注意が必要です。
セフレスタートからの恋愛や、別れてからも都合のいい関係になっていた方に多く、相手は「一人でいるのが嫌で、誰彼構わず傍にいてほしいから、手当たり次第に女を抱いて紛らわす」みたいなタイプが多いので、復縁はお勧めしません。
サラッとした解説でしたが、実は「相手に何が起これば連絡してくるのか」は重要ではありません。(じゃあ何で解説したか?完全にノリだ!)
それよりも、重要なのは「何かあったときに思い浮かぶほど、信頼関係を築けていた」から連絡が来るという事です。
ちなみに、なぜそんなに信頼関係を築けていたのに別れてしまうかというと、ほとんどの理由が「相手に気を遣いすぎて、自分の本音を言えなかった」というもの。
優しさが行き過ぎてそうなる人もいますが、多くの方は「自分の本音を言って、相手が離れていったらどうしよう」という恐れから、知らず知らずのうちに「聞き分けのいい彼女」になってしまうわけです。
もしも「やば、私もそう思ってたわ」という方がいたら、こちらの記事も読んでみてくださいね。(準備中)
②綺麗な別れ方が出来ていた
一つ目の「信頼関係が築けていた」というのは大前提として、次に「相手が喪失感を感じる条件」として重要なのが「綺麗な別れ方が出来ていたかどうか」です。
ピークエンドの法則というものがありますが、これは
- 最も感情が揺さぶられた瞬間(ピーク)
- 最後に受けた印象(エンド)
この二つで全体的な評価が決まってしまう、という心理です。
まず別れ際というシチュエーション自体が「ピーク」のお膳立てになっています。そして、別れ話ということは「エンド」でもあるわけですね。
なので、別れ際の振舞は本当に重要です。(多くの方は別れてからこれを見てると思うので、今更ではありますが…)
綺麗な別れ方をすれば信頼関係はそのままどころか株は上がります。ですが、別れ際に揉めたり縋ってしまうと、それまでの信頼関係に響いてしまうんです。
理由としては、単純に別れ話で揉めたり縋ったりすると「面倒くさい印象」を与えてしまうから。これは言うまでもありませんね。
また、最後の最後に揉めたり縋ってしまう事で、それまでの「信頼・安心を感じさせていたあなたの行動」が「あなたの人間性からくる思いやりや気遣い」ではなく「彼氏を失わないための打算的なもの」に見えてしまうからです。
例えば、あなたが服でもいいしバッグでも家電でも車でも何でもいいのですが、お店に行ったとします。その時、ある営業マンが懇切丁寧に対応してくれました。
この時、仮にあなたが「ごめんなさい。今日はどんな感じか見に来ただけなので、また今度来ます」と言ったとしましょう。
この時、「あ、そうだったんですね!全然大丈夫です^^また何かあったらお手伝いさせてください。一応、名詞お渡ししておきますね!またのご来店、お待ちしております^^」と言われたら?
おそらく「この店員さん、すごく感じがいいな!」とか「この人、売り上げも欲しかっただろうし、労力も時間も使わせちゃったのに…プロだな!」とか「何かあったら、この人から買いたいな」と思いませんか?
そして、後日、たまたま別のお店に立ち寄ったとします。そのお店の店員さんも丁寧に対応してくれたとしましょう。
もしもあなたが「すみません、ちょっと検討してからまた来ます」と伝えた途端、それまでの笑顔が消えて「あ、そうですか。」と豹変したり、「そんなこと言わないで、ほら、これなんかお安いですよ?」とグイグイ食い下がられたら…
さて、あなたはどう感じるでしょう?
もちろん、相手も商売ですから売り上げを上げるのは当たり前。「冷やかしかよ」と思えば、態度が変わるのも人情です。
ただお客様の立場で見た場合、そういった対応をされたら、それまでの愛想のよさや丁寧な接客もすべてが「演技・嘘」に見えてしまうと思いませんか?
「嘘かどうか」はさておき、「あ、嘘だったのね」と思わせてしまう事が問題なんです。
これと同じで、別れ際が綺麗かどうかで、それまでのあなたの接し方や相手に対する思いがどう評価されるかにも響きます。
そして、交際時の振舞と別れ際の態度が一貫していて、立つ鳥跡を濁さず的な別れ方が出来ていると、ふとした瞬間に連絡してみようと思うわけですね。
③交際期間が長かった
3つ目の「喪失感を感じる条件」は交際期間が長かったケース。
長いの基準は人それぞれでしょうが、ここでは大体7カ月以上~とします。
その理由は「ドーパミン」です。
ドーパミンは通称「やる気ホルモン」と呼ばれる神経伝達物質で、快楽と密接な関係があります。恋愛の初期段階におけるときめきやウキウキする感覚の正体もドーパミンによるものですね。
ただ、このドーパミンの効果は永久には続きません。
3カ月から半年って「恋愛のドキドキ(ドーパミン)」の魔法が切れる時期でもあるので、別れるか続くかの分岐点だったりするんですね。
そこでドーパミンだけの「恋愛ごっこ」のような関係であれば別れるし、逆にそこを乗り越えるカップルはさらに深い関係を築けている二人。
こういったカップルは「オキシトシン(愛情ホルモン)」が分泌されていたり、分泌されるような関係性・行動をしています。
そういった意味で長く見積もっても「ドーパミンの関係」が終わる半年を乗り越えたカップルという意味で、ここでは「7カ月以上」を交際期間が長いと定義しています。
ただ、「上から順に重要度が高いよ」とお伝えした通り、
①相手と深い信頼関係が築けていた
②別れ際が綺麗なものだった
③交際期間が長かった
この3つの中で実は交際期間の長さが、一番重要度・影響が少ないんです。
確かに長く一緒にいれば季節ごとのイベント(クリスマスやバレンタイン)や、お互いの誕生日を祝うこともあるでしょうし、大型連休に旅行に行ったりして思い出もできることでしょう。
また、日常の何気ないワンシーンにも、幸せがいっぱいあると思います。その思い出の数と過ごした時間の長さに比例して、情も湧いてくるもの。
なので、3つの中で重要度が最も低いのは意外に思うかもしれませんね。
ですが、いかに情が湧くだけの歴史が二人にあったとしても、別れ際でそれらをぶち壊してしまうと、その最後の面倒な印象が強く残ってしまいます。(ピークエンドの法則)
すると、ふとした瞬間に連絡してみようと思っても「でも、またあんな感じになったら嫌だしな」とか「あんなにしつこくなる子だって思わなかったからな…」とか「あの時、あの子はすごく怒ってたから、気まずいしな…」などなど、連絡を躊躇させてしまうんですね。
こちらにそんなつもりがなくても、最後の印象で「連絡しにくい状態」を作り出してしまうのです。そして、よほどのきっかけがない限り、その不安や懸念を乗り越えてまで連絡をしてくることはありません。
以上の理由から、確かに情は大きなアドバンテージではあるけれど、それ以上に信頼関係の深さと別れ際の状況の方が「喪失感→連絡」の流れには重要になります。
さて、メリットの解説だけでかなり長くなってしまいましたm(__)m
他にも色々とありますが、今回はこの辺にしておきましょう(いえ、勘弁してください)
お互いに「時間とともに記憶は薄れていく」「その後、ストレス対処の意味でもポジティブな見方が生まれてくる」これだけで十分ですから(・∀・)
冷却期間を設けない事のデメリット

では逆に、冷却期間が必要なケースなのにアプローチしてしまうと、どんなデメリットがあるのかを見ていきましょう。
デメリットをひとことで言えば「マイナス印象を上塗りしてしまう」ということです。
前半でお話ししたザイオンス効果の説明と繋がりますが、基本的に冷却期間が必要な方は「忘れてもらった方が復縁にとってプラスの状況」の方です。
そういった状況では会ったり連絡をしてしまうと「接触頻度に比例して、マイナスな印象をさらに増幅させてしまう」ことになってしまいます。
また途中グラフで解説した忘却曲線(節約率)の観点から見ても、冷却期間が必要なのに接触してしまうと?
- 放っておけばネガティブな印象は勝手に薄れていった
- にもかかわらず、何度もこちらの存在を認知させたことでネガティブな印象を思い出させてしまった
- 時間を空けない=節約率が高い=ネガティブな印象を思い出しやすい=反復を続けるうちに記憶が定着していく=忘れにくい=ネガティブな印象が薄れるのを妨げてしまう
…ということなんですね。
勉強で言えば復習はすばらしいことなんですが、ネガティブな記憶を何度も想起させると、それが定着してしまいます。
改めて、「ネガティブな印象を反芻させない」ためにも、冷却期間が必要だ、ということですね。
「何もするなってことですか?」
冷却期間が必要な方の中では「じゃあ今は何もできることはないってことでしょうか・・・」と悲観する方もいます。
もしもあなたもそう感じているのなら、こう考えてください。
「何もしない」という行動を「しているんだ」と。
どういうことかというと、風邪で高熱が出たとき、あなたは何をしますか?
乾布摩擦?
気合入れるためにランニング?
いえ、ほぼすべての人が「何もせずに、横になってゆっくり休むはず」です。
なぜなら、「静養する=何もせずに休むのが一番治りが早いから」です。
一見「何もしていない」ように見えるかもしれませんが、体の中では必死に免疫がウイルスと闘っています。
冷却期間はこれと全く同じなんですね。これが「何もしないという行動をしている」ということ=意図的に何もしないことを選ぶ、ということです。
これまでお伝えした通り、人は距離を取ったり時間が経過することで、冷静さを取り戻したり、俯瞰で見れたり、忘れていくものです。
免疫とウイルスの戦いが目に見えないけれど確実に行われているように、程度の差はあっても「目に見えない心境の変化」は必ず起こります。
ですが、風邪の時に裸になって乾布摩擦したり、ランニングしたら悪化しますよね?
「余計なことをするとかえってこじれさせる」のは、風邪だけじゃなく人間関係でも同じです。
改めて、「何もできないのかな」と頭によぎったときは、この風邪の話を思い出して、「相手に対して”何もしないという行動をすること”が、プラスに働くんだ」とマインドセットしましょう。
冷却期間が必要な人といらない人の違い
次に「冷却期間がいらないケース」と「冷却期間が必要なケース」が一体どういう状態かを解説してから、見極め方についてお伝えしますね。
見極めをミスると相手に避けられて音信不通になったり、逆に時間がかかったりと今後の復縁活動に大きく影響しますので、冷静に判断していきましょう。
冷却期間がいらない復縁とは?

まず、「冷却期間がいらない復縁」について。
そもそもの話からすると、実は「冷却期間がいらない」というカップルはほとんど存在しません。(唯一ありますが、この後話しますのでこのまま読み進めてください。)
あるのは「長いか(数か月~数年)」or「短いか(数時間~数週間)」この違いだけです。
仮に数時間であっても相手と別れて連絡を取らない時間の間に、お互いに冷静になったり、これまでのことを思い返して「ちょっと言いすぎたな。別れるほどじゃなかったな」と心変わりが起こって復縁、というのも世の中にはごまんとあります。
なんなら、これを読んでいる方の中にも、そういった経験がある方は多いのではないでしょうか?
ですが、その数時間があったからこそ冷静になれて、仲直りにつながっている。これも立派な冷却期間なわけです。
ただ、この状態って当人同士は「別れた・フラれた」つもりでいるんですが、私が話を聞いていると「いや、確かに別れたことになってるけど、それは単なる痴話げんかの延長で実際は別れた内に入らないよ(笑)」みたいなケースも意外とあったりするんですね。
冷却期間が数日~数週間で済む、もしくはいらないケースの代表的なものは次の二つです。
①些細な理由でケンカになって感情的になって別れた
まずはケンカになって別れることになったケース。
意外かもしれませんが、数日~3週間くらいで、仲直りすることも少なくありません。一時の感情で別れを告げたけど、冷静になったら「そこまでする必要なくね?」と我に返る方も多いからです。
ただ、これはケンカの内容が「些細なものである」かが重要です。
些細なものがどういうことかというと、例えば、飲み残しのペットボトルを片付けないことを注意されたらちょっとカチンときて、売り言葉に買い言葉でケンカになったみたいなレベルです(笑)
この場合、
- 本人が思ってる別れ話→私から見るとただのケンカの延長
- 本人が復縁したと思ってる状況→私から見るとただ仲直りしただけ
- なので、実は復縁相談にもなってなかったりする。
改めてこちらのケースについて私は「それってお互いにバツが悪くて、気まずくてそっぽを向いてるだけだから(笑)」という感じで捉えているので、微笑ましく聞いていることが多いです。
ただ「仲直り」できたからと言って、そのケンカやすれ違いの原因を解消しないとまた同じことの繰り返しです。そのままにしておくと、いずれ本当の別れがやってくるかもしれません。
そして、そのときは「冷却期間が必要なケース」になったりします。
別れることなく仲良くなれるならそれに越したことはありません。「仲直りできた!これで一安心!」と慢心せずに、長く一緒にいられるようにお互いの努力も忘れないでくださいね。
また、きっかけは些細なものであっても、この時に相手の身体的なコンプレックスや年収や家族のことなど、相手が傷つく発言をしてしまった場合は話しが変わります。
一気に復縁の難易度が上がりますから、冷却期間を設けた方がいいでしょう。言っちゃいけないことを言ってしまったのですから、それは仕方ありませんし、反省しなきゃいけません。
あと言うまでもありませんが、どちらかの浮気がきっかけでのケンカとか、重大な嘘が発覚したとか、別の積もり積もった不満が原因で別れ話をしていたらケンカになった、などは「些細なレベル」ではなくなるので話が別になります。
②別れた後も友人として仲がいい
で、これが「冷却期間が全く不要な唯一のパターン」です。
ですが、これは文字通り「変わらず仲がいいこと」が条件なので
- 連絡を取ろうと思えば取れます
- 職場や趣味のコミュニティが同じなのでいつも顔を合わせて談笑します
というだけでは不十分。
どれくらいの仲の良さが当てはまるかというと
- 別れたのに休日も普通に一緒に出掛けたりする
- 特に用事がないのに相手から連絡が来て長電話したりする
- お互いに気まずさもなく親友のような関係性
- キスやSEXなど「恋人的な行為」はナシ(ここが重要)
これくらいの「体の関係がない友達以上恋人未満」のレベルです。
この場合は、冷却期間は逆効果というか「わざわざ距離を取る理由がない」ので設けると勿体ないです。
「逆効果だ」と言い切らない理由は、マンネリしてる場合は、思い切って距離を置くのはアリだからです。ですが、それは最終手段でいいので、仲がいいならその状態でさらに関係を深めていきましょう。
告白のように「断られたら一撃で関係性が終わりかねない行動」をするから失敗するのであって、そういったことさえしなければ大丈夫です。
なので、この場合は「焦らずに中長期的にじっくり関係を深めていく意識」が大事。
この状況は「冷却期間が必要な人」からすると羨ましく見えるかもしれませんが、相手と距離が近いからこそ、勘違いしたり焦ってしまったり、気持ちが翻弄されてしまうこともあります。
このケースについては別記事で詳しく解説しますので、こちらをご覧ください。(準備中)

また、体の関係を持ってしまうと、一気に話は変わります。詳しくはこちらを読んでね!

冷却期間が必要な復縁とは?

で、私が「復縁だ」と考えるのがこっちのケース。主に数か月以上の冷却期間を要する場合です。
今お話しした「冷却期間が不要・短く済むケース」とは全く別物で、私はこちらのケースを「失恋」や「復縁」と考えています。
この後、きちんと見極め方・判断基準についてお伝えしますが、例えばこれらに当てはまる方は「冷却期間を設けた方が復縁の可能性が上がる」と思ってください。
- 険悪な別れ方をした
- 別れた後もやり取りがあったけれど、スルーが増えてきた
- 体の関係があるが、復縁の話が出てこない
- 相手に新しい恋人がいる
これらを簡単に言えば
- 今、アクションを起こしたところで復縁にプラスにならない人
- それどころかマイナスになってしまう人
なので、冷却期間を設けた方がいいよということですね。
こちらのケースで復縁成功させるのにまず必要なのは「復縁を正しく捉えること」です。
正しい復縁の捉え方・考え方
復縁という言葉を聞いて、あなたはどういったイメージが浮かぶでしょうか?
まず復縁という言葉は、「縁を復活させる」と書きますよね?そのため、「やり直す」「ヨリを戻す」「再び」といったイメージを思い浮かべる方も多いでしょう。
確かに復縁という結果を見ればそうなのですが、それはあくまで結果論であって、本質ではないんですね。
では、復縁の正しい捉え方は何か?
それは「出会いなおすこと」なんです。
出会いなおすがどういうことかというと
- この別れをきっかけに、あなたは自分を成長させました。
- そして、あなたは新たな恋愛を始めました。
- なんと、その相手はあなたが大好きだった過去の恋人でした。
このように「やり直す」「ヨリを戻す」「再び」といった”過去の延長線上の恋愛”ではなく、「新たに恋に落ちた二人がたまたま昔の恋人同士だっただけのこと」という捉え方。
これが「出会いなおす」ということであり、復縁の正しい捉え方なんです。
同窓会をイメージするとわかりやすいよ!
「成長したあなたが新たな恋愛をした…その相手がたまたま元恋人だっただけ」
この「出会いなおす感覚」をイメージしやすいのが、「同窓会」です。
学生時代の元恋人と久々に会ったら、過去のわだかまりや気まずさもなく、自然と
「あの時はごめんね(笑)」
「いやいや、こっちこそガキだったわ(笑)」
「まあ今日は久々に会ったんだし、楽しく飲もうよ!」
とか、
「仕事は何してるの?」
「俺は○○で頑張ってるよ!そっちは?」
みたいに近況報告しあったり、
「つうかあの時のあれ、マジでなくない?あの恨み、忘れてないんですけど!(笑)」
「いや~申し訳ない…(笑)」
みたいな感じで交際時のケンカなどについても笑い話にできたり。
それからトントン拍子に仲が深まって連絡先を交換し、その後もちょくちょく遊ぶようになって、気づいたら意識し始めて…
うぃ~(≧▽≦)
書いていておじさんはキュンキュンしてしまったのですが、「復縁=出会いなおす=新たな恋愛の相手が元恋人だっただけ」という感覚はそういう感じなんです。
相手と距離を置いてから時間が経つことで、関係はリセットされる。その間、社会に揉まれたり、色んな経験をして大人になる。
そして、過去とのギャップが「あの時のあの人とは違う」と変化を感じさせて、新たな興味→関係性につながるんですね。
「出会いなおす」ための条件
出会いなおすという事を言い換えれば、一度関係がリセットされたうえで、成長した今の二人が、新たな恋を始めるということ。
裏を返せば、
- 関係をリセットする
- 外見・内面共に成長していること
(新たな魅力、別れの原因改善)
この2つの要素が必要だということですね。
そのための時間が「冷却期間」なわけです。
さきほどの同窓会の話でいえば、まず「数年合っていない」ことで、図らずも関係性はリセットされている。
ですが、そこで久々に出会ったとしても「なんかあの頃から成長してないな」と感じさせてしまっては、それは「ただ単に時間が経っただけ」になってしまいます。
それでは、恋に落ちる可能性も低いし、仮に「お互い独り身で寂しいから」とか「たまたま今の外見がドストライクだった」という理由で復縁したとしても、関係が深まるほど「あの時で止まったままの内面」は再び過去と同じ別れにつながります。
社会人として経験を積み成長していったり、お金を稼ぐようになっていろんな体験をしたり、外見にお金をかけれるようになったりなど、内面や外見両方の変化があるからこそ、相手の興味も引けるということですね。
「自分は自分だけど、あの頃の自分ではない」という成長が大事になるわけです。
もちろん、この同窓会の例は「復縁を意識していない状態での再会」の話なので、「結果的に冷却期間になっていた」ということなのですが、冷却期間はそれを「能動的かつ戦略的にリセット・成長するための時間」なんです。
冷却期間が必要かどうかの見極め方

自分に冷却期間が必要かどうかは、ひとつの要素だけで判断できるものではありません。
「別れた原因」や「相手との現在の関係性」「相手の性格」などを総合的に見て決めることが大切です。実際の相談でも、私は次のような要素で判断しています。
- 現在の二人の関係性
- 別れの理由
- 別れ際の状況
- 相手の性格
これら4つの状況も人それぞれで、組み合わせは無限にありますから、全てのパターンをお話しすることはできませんが、代表的な例を元に一つ一つ解説しますね。
①現在の二人の関係性
相手から連絡が来ているか、ブロックされていないか、友人として普通に会話できるのか、はたまた避けられているのか。
別れたけれど、友達として良好な関係があるなら、長い冷却期間は不要なこともあります。ただ、いきなり復縁のアクションを起こすのではなく、程よい距離感を保ちながら、「成長・変化」を見せていけるかが勝負です。
進展がない場合は、思い切って冷却期間を取った方がいいケースもありますが、まずは「今の関係を維持しながら、いかに深められるか」にチャレンジした方がいいですね。冷却期間を検討するのはそのあとでいいです。
逆に、連絡が取れなかったり避けられている状態なら、今はそれが相手からの答え。こちらから無理に働きかけず、時間を置いた方が良いでしょう。
この場合は、後述する他の要素関係なく、問答無用で冷却期間が必要。しつこくするとブロックや音信不通になりかねないので、今は準備の時です。
②別れの理由
どちらが別れを切り出したのか、感情的なケンカ別れだったのか、それとも話し合いのうえで別れた積み重ねの理由なのか。
意外かもしれませんが、感情がヒートアップしたケンカ別れは、時間の経過に伴って感情の高ぶりが収まることが多いです。この場合は、冷却期間が数日、長くても2~3週間程度で済むこともあります。
この際に大事なのは素直さ。余計な駆け引きをせずに、あなたに非があったなら謝罪したり、ストレートに「仲直りしたい」と伝えることが大事です。
ただ、謝罪の際の注意ポイントなどもありますので、個別に「ケンカして別れちゃった」という方はこちらをご覧ください(準備中につきブックマークがおススメ)
一方、冷静に話し合った別れ方であれば、すぐに連絡してしまうと「あの話し合いは何だったわけ?」「もう終わった話でしょ!蒸し返すなよ」となりかねませんので、冷却期間が必要なことが多いです(長さはその他の項目に左右されます)。
③別れ際の状況
別れ際の相手の様子や、こちらの態度も重要です。
相手が泣いていたのか、怒っていたのか、冷めた様子だったのか、醒めた様子だったのか。また、自分がしつこくすがってしまったのか、それとも冷静に別れを受け入れたのか。
まず相手の様子から見えるのは「こちらに対する未練の度合い」です。そのため、泣いていれば未練が強いので、冷却期間が短く済むことも多いですね(中には数時間後の場合も)
怒っていた場合は②別れの理由で書いた通り、感情が収まれば関係修復のための話し合いができたりします。
また、「冷めた」と「醒めた」の違いですが、
- 冷めた:恋愛感情が冷めただけで、人としては嫌いじゃない。申し訳なさそうな様子。他に好きな人が出来た可能性も。
- 醒めた:何らかの理由でサーっと萎えたり、呆れている状態。様子としては、人を〇してきたかのような冷酷な目。
このように温度差には開きがありますが、いずれにせよ別れの原因改善が必要ですから冷却期間も必要になります。
ちなみに「冷めた」の場合は、別れ際に揉めることなく「今まで楽しかった。ありがとう。」と言った感じで綺麗に別れていれば、相手の方から連絡がくることもあります。これは別れ話で揉めなかったことで、時間の経過とともに、交際時のあなたの魅力を再認識するからです。
ですが、別れ際に揉めたり感情的に相手を責めたりしているとその印象が強く残ってしまうため、魅力の再認識を妨げてしまいますし、「冷めた→醒めた」になりかねません。
残念ながら「醒めた」の方は、相手は一刻も早く離れたい、放っておいてほしい、という心境なので、場合によっては2~3年程度、さらに警察沙汰や周囲を巻き込むようなトラブルに発展していた場合は、それ以上に必要なケースもあります。
あなたの人生設計上、どれだけこの恋に力を注ぐかも含めて、自分の気持ちと向き合った方がいいでしょう。
あまり自分を責めなくていいぞ!多分、あなたはそんなに悪いことしてないから(笑)
醒めたと言ってもあくまで価値観の違い。一概にこちらに問題があったとは限りませんし、相手の価値観が歪んでいる可能性だってあります。
で、実際相談を受けていても「あなたは自分を責めまくってるけど、私から見ると相手の方にも結構問題あるよ?」ってことも少なくありません。
もちろん「私は悪くない。相手が悪い」では復縁は進みませんが、生きていくうえで「自分と他人の線引き」は大事です。アドラー心理学でいう「課題の分離」ですね。
復縁を目指すと、どうしても相手を見上げてしまい、自分を悪者に仕立て上げる人が多いですが、自分を必要以上に責めないでくださいね。
ただ、これを自分を成長させるきっかけにすることはできます。自分を省みながら、レベルアップすれば、復縁の可能性だけでなく、「もっといい人と出会えた時に、良い関係を築ける自分・その関係性を壊さない自分」になることもできます。
私がいつも言うことですが、復縁は幸せになるための手段の一つに過ぎません。どんな時でも、幸せになることだけは、諦めないでくださいね!
あ、ちなみに不定期でnoteも書いてるんですが、このテーマについても書いていますので、「自分を責めがちだな」とか「だって、私が悪かったんだもん」と感じている人は読んでみてください。

じゃあ露骨な宣伝はこの辺にして、本編に戻るぜ!
④相手の性格
プライドが高い人、依存傾向のある人、愛着スタイルが回避型・不安型・安定型など、人によって心の距離の取り方は異なります。
プライドが高い人は基本折れませんから、冷却期間の有無に限らず、こちらから歩み寄る必要が出てきます。ただ、個人的には「プライドが邪魔して素直になれないような相手と一緒になっても苦労するだけだぞ」とは思いますけどね。
依存傾向のある相手の場合、基本相手にフラれるよりもこちらがフるケースの方が多いでしょう。ですので、復縁だけを考えるならば冷却期間を取らない方がいい場合も多いです。(ちなみに、人生レベルで考えると、仕事を始めとした恋愛以外のジャンルが停滞・衰退しやすいです)
また、依存傾向が強い人は「さらに依存させてくれる人」を見つけるとあっさりとそちらに乗り換えることも。この場合は「相手に新しい恋人がいるかどうか」も影響してきますので、いる場合は冷却期間を設けた方がいいです。
(大丈夫。基本、依存的な人の恋愛はうまくいきませんから、新しい恋人ともうまくいかない可能性が圧倒的に高い。その時がチャンスではあります。)
冷却期間が必要か、簡単に見極める方法を特別に教えよう
私は普段、今お伝えしたような形で、4つの要素を総合的に見て「冷却期間が必要かどうか」「どれくらい設定するか」を判断しています。
ただ、正直これには知識と観察眼と経験が必要ですし、こういった記事だけでは「総合的な判断の仕方」をお伝えするのは正直難しいんですよね。
頑張ればできなくはないでしょうが、中途半端に情報を出して、逆に判断を誤らせてしまうのは避けたいというのが本音。
そこで「ここを見ておけば、大きくハズレることはない」という判断ポイントを、ここまで読んでくださったあなたに特別に教えましょう。
それは①現在の二人の関係性で判断する、ことです。
厳密には最後に接触したときの相手の様子や二人の関係性で見る、ということ。なぜなら、「なんだかんだ言って、男の気持ちは行動にもろに顕れるから」です。
ですので、「う~…4つの項目で総合的に判断なんて難しすぎるよ」という方は、①現在の二人の関係性のみを重点的に見てください。
また、私の無料メルマガでは、「現在の脈あり度が分かる!恋愛ステージ診断シート」をプレゼントしています。
- シートを使って「今、自分がどのステージにいるか」をチェック
- 同じくメルマガ特典の「女性版:復縁ロードマップ」という動画講義をチェック
すると、「自分には冷却期間が必要なのか」はもちろん、「今自分が何をすべきで、何をしてはいけないのか」「冷却期間はどれくらいの長さに設定すればいいか」などがわかります。
また、別れから復縁までの流れを順を追って解説していますので、今後の復縁の進め方も明確になることでしょう。
ちなみに②でサラッと言っちゃいましたが、動画講義は2時間の大ボリューム!私が長期のクライアント向けに開放している有料コンテンツを無料でお渡ししているので、ぜひ、こちらからお受け取りください。

冷却期間中にやるべきこと

改めて、ただ相手と距離を置いただけでは、「ただ時間が過ぎていくだけ」。もちろん時間の経過と存在を消すことで関係性はリセットに向かいます。
ですが、それだけでは「チャンス」は作れても、そのチャンスをモノにすることはできません。
では、そのチャンスをモノにするには何をすればいいか?
それは「自分磨き」です。
- 別れの原因改善
- 新たな魅力の開発
この2軸で自分を成長させていくことで、復縁の可能性も高まります。
「実際にどんな行動をしていけばいいのか?」
「どのように自分磨きのゴールを定めたらいいのか?」
こちらの記事でワーク付きで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

最高の自分になって、相手をびっくりさせてやろうぜ( `ー´)ノ
応援していますので、頑張っていきましょうね!
冷却期間はどれくらい必要?長さの目安は?

おそらく、あなたはこの記事にたどり着く前に「冷却期間は最低3カ月とりましょう」とか「すくなくとも半年ですね」といった情報を目にしてきたかもしれませんね。
そして、この「3カ月」とか「半年」と言った数字の意味を「相手の心境のどれくらいの変化が起るか」という意味で捉えている方もいるかもしれません。
ですが、実はその数字に大した根拠ってないんです。
そもそも冷却期間の長さは、あなたに対して相手が今抱いている印象や、別れの原因などに左右されるので、人それぞれです。
というのも、同じ物事を経験して何か悲しみや怒りを感じたとしても、その感情の強さも長引き方も本当に人によって違いますよね?
仮に100人中80人が「3カ月もあれば嫌なことを忘れる人たち」だとしても、あなたの元彼が残り20人の側だった場合はその情報は役に立ちません。
じゃあ何で「3カ月」「半年」と言った話が出てくるかというと…不特定多数の人に向けてメッセージを伝えるなら、どこかで強引にでも線を引いて、とりあえずの基準を作らないと、話が進まないからです。
そのため、復縁相談のパイオニア的な人が便宜上「う、うぅ…とりあえずってとこで3カ月で様子見だな!」って感じで言い始めたのが、広まっていったんじゃないかと思ってすらいます。(案外、そういうもんだったりしますしね)
冷却期間は「リセット」と「自分磨き」の時間
ただし、冷却期間は単に「相手のネガティブな記憶が薄れるまで待つだけの時間」ではありません。二人の関係ををリセットしつつ、自分が新しく成長するための時間でもあります。
その観点からすると3カ月や半年という数字は一理あるんです。
それは、「人が習慣化にどれくらいの時間が必要か」に関係します。
なぜなら、「別れの原因を改善した状態」とは、言い換えれば
古い習慣を捨てて、新しい習慣を身につけた状態だからです。
一般的に習慣化には、
- 比較的簡単な習慣なら約21日
- 大きな変化を伴う習慣なら約90日(=3カ月)
かかると言われています。
つまり「90日=3カ月」というのは、人が新しい習慣を身につけるのに最低限必要な期間とも言えるわけです。
冷却期間の長さは「自分磨きの進捗ありき」で考える
改めて、価値観は人それぞれなので、「感じ方」も違えば「根に持つ期間」も違います。そのため、3カ月とか半年と言った数字は「目安」ではあっても「絶対的な基準」ではありません。
それらを踏まえて、私がハッキリと伝えている判断基準はただ一つ。
それは「自分磨きが完了したら」です。
自分が変われていない状態で、相手にアクションを起こしてチャンスが作れたとしても、相手に変化が伝わらなければチャンスをモノにできないからです。
少なくとも、自分磨きの目標に対して、進捗が8割くらい達成できていたら最高ですね。
ですが、人は期限を決めないと「ダラダラ」してしまうもの。
そうならないために期間を決めて集中しましょう。
改めて、「ただ待つ」のではなく
- 「絶対に3カ月で6キロ痩せてきれいになってやるぞ!」
- 「半年で内面を磨いて、大和撫子になったるぜ!」
という感じで、自分磨きの目標ありきで冷却期間の長さを設定してみてください。
そうすれば、自然と「3カ月」「半年」といった時間も経過しているはずですから、ただ待って時間を無駄にせずに済みます。
応援していますぞ!
さいごに~待ち時間じゃなく準備時間にしよう~

お疲れさまでした!読むのも疲れたでしょう!
「これ一つで冷却期間の悩みは解決!」というクオリティを目指していたら、2万4000字を超えていました。情報量が多いので、何度も読み返して理解を深めていただければと思います!
さて…復縁を目指す方は「冷却期間なんてとりたくない」「今すぐにでも復縁できるならしたい」というのが本音だと思うんですね。
もちろん、私も過去に経験があるのでその気持ちはわかります。当時は「長いな…」とか「そんなに時間がかかるのか」と感じたものです(・∀・)
過ぎてみればあっという間なのですが、冷却期間の入り口に立ったばかりのときはそうは思えないものです。
ただ、ここで注意してほしいことがあります。
それは「冷却期間が長いと感じる時」は、決まって冷却期間を「待ち時間」と捉えているという事です。
冷却期間を「待ち時間」と捉えると「あと4カ月もあるのかぁ」とか「まだかなぁ」など、時間の経過や時の流れの遅さばかりが目に付くもの。
ですが、途中でもお話ししたように、「リセット」と「成長」がセットだからこそ、冷却期間が功を奏する=出会いなおすことができるんですね。
リセットだけなら、ただ時間が過ぎるのを待てばいい。
ですが、その期間の中で相手を「お!」と思わせる成長がなければ復縁どころか興味も引けません。時間が経つのを待つだけでは、「成長」はありませんよね。
ザイオンス効果の観点から「相手に対しては何もしないという行動をとる」ことを選びつつも、自己成長という観点ではいくらでもできることはあります。
むしろ、その自分磨きのゴールが高ければ高いほど、もしくは「別れの原因改善」のハードルがたかいものであるほど努力と相応の時間がかかるもの。
そう考えると「長いな」としか思えなかった冷却期間も「無駄にできる時間はない」という事に気づくでしょう。
だから「過ぎてみればあっという間」だったりします。「準備期間」と捉えることで、冷却期間中の生き方の質が変わり、それがあなたを成長させて、魅力として映ります。
改めて、リセットが「チャンス」を作るために一旦引く行動なら、「成長」はそのチャンスを掴むために必要な要素。両輪そろって初めて冷却期間が意味を成します。
ぜひ、「待ち時間」ではなく、来るべき時に備える「準備期間」と捉えて、有意義に、能動的に、戦略的に過ごして、復縁の可能性を上げていきましょう!
応援しています( ◉◞౪◟◉)ニチャァ