前回は
というテーマでお話をしましたが、
今回は次のステップである
「冷却期間について」
がテーマです。
この冷却期間が多くの方の復縁にとって、
大きな分かれ道となります。
というのも、
あなたに冷却期間が必要かどうかで、
・復縁までにどれくらい時間がかかるのか
・これからどんな復縁活動をすればいいのか
これらが決まってくるからです。
また、この冷却期間が必要な人は、
冷却期間をどう過ごすかによって
復縁の成功は左右されることになります。
それくらい大事なことなのですが、
正しく理解できていない人が多いのも
この冷却期間なんです。
「復縁には冷却期間というものがあって、
それはとても大事なことらしい」
ここまでを知っている人は多いと思います。
しかし、
「冷却期間が必要らしいから冷却期間を取る」
「冷却期間かぁ・・・長いなぁ」
という人は冷却期間の意味や効果を
しっかりと理解していない可能性が高いです。
「なんのために自分は冷却期間が必要なのか」
「どんな効果を得るために冷却期間があるのか」
これらを理解していないと、
ただいたずらに時間を無駄にするだけです。
あなたがそうならないためにも、
・なぜ冷却期間が必要なのか
・冷却期間にはどんな効果があるのか
予習復習を兼ねて読んでいただければ幸いです。
そもそも冷却期間とは?
そもそも冷却期間って何?
という人もいると思うので、
まずはその説明からです。
冷却期間を簡単に言えば、
「自分から相手に連絡をしない期間」のこと。
そして、冷却期間が必要な場合というのは、
「現時点で接触を重ねても復縁にプラスにならない状態である」
ということです。
そのため自分から連絡しないことが、
冷却期間の大前提となりますし、
逆に接触を重ねた方が復縁にとって
プラスになる人も当然います。
そのため、全ての人に冷却期間が必要なわけではありません。
「自分には冷却期間が必要なのだろうか」
という見極めについては、
こちらとこちらをご参照ください。
さて、こちらから連絡をしないということは、
「相手との距離を意図的に空ける」
という事になります。
しかし、復縁を目指すということは、
最終的に相手にアプローチする必要があるにもかかわらず
「なぜ冷却期間が復縁にプラスになるのか」
「距離を開けたら逆効果ではないのか」
という疑問が浮かんでくると思います。
この疑問は冷却期間の3つの効果を知ることで
解決するはずです。
冷却期間の3つの効果
次に
「冷却期間にはどんな効果があるのか」
についてです。
冷却期間が必要な方は、
ここで説明する効果をきっちりと把握していないと、
「自分はなんの効果を得るために冷却期間が必要なのか」
「なぜ自分は冷却期間を設ける必要があるのか」
ということも腑に落ちてきません。
そういった方が冷却期間に入っても、
「なんのためにやるのか」
という”目的”が見えていないため、
相手の近況や些細な言葉で一喜一憂してしまい、
感情に流された行動を取ってしまいがちです。
しかし、感情に流された復縁活動は
行き当たりばったりの行動になるため、
あなたの精神的な余裕もなくなりますし
それが復縁にプラスに働くことはありません。
感情に流され、タブーを犯さないためにも
非常に重要なポイントになる部分ですから、
きっちりと理解しておく必要があります。
さて、冷却期間の3つの効果ですが、
①お互いに冷静になるため
②あなたに対するネガティブなイメージをフラットにするため
③相手があなたを美化し始めるから
というのが一般的に言われているものです。
1つずつ詳しく説明いたします。
①お互いに冷静になるため
まずは「①お互いに冷静になるため」についてです。
言うまでもありませんが、
「私はどこからどう見ても冷静ですよ!
だから早く復縁できる方法教えなさいよ!」
という人は冷静ではありません(笑)
別れたばかりというのは、
悲しみ、寂しさ、怒り、嫉妬、意地
色んな考えや感情が渦巻いています。
「すぐに復縁しないと恋人が出来てしまう」
「今以上時間を空けたら、忘れられてしまう」
こういった思いも理解できます。
しかし、冷却期間が必要な人の心に
そういった思いがあろうがなかろうが、
その方に冷却期間が必要な事実は変わりません。
冷却期間中のタブーは、
相手にこちらから連絡してしまう事。
つまり、「こちらから連絡をしない」という
冷却期間の大前提が崩れてしまうことです。
冒頭でもお伝えしましたが、
「現時点で接触を重ねても復縁にプラスにならない状態」
だからこそ冷却期間が必要になります。
しかし、焦りや寂しさなどの感情は
なかなか制御することが難しいですし、
これらの感情が引き金となって、
・思いを伝えたくなったり
・声を聴きたくなったりして
先ほどのタブーを犯してしまいます。
何故連絡をすることが冷却期間中のタブーなのかは、
連絡をすることで相手が感じる感情に理由があります。
次の項目でその理由と、相手も冷静になる効果を説明しますが、
まずここまでは
・感情に振り回されてタブーを犯さないため
・この先の復縁活動を冷静に行動するため
「この2点のためにあなたが冷静になる必要がある」
ということだけ覚えておいてください。
②相手も冷静さを取り戻すから
では次に相手側の気持ちを見ていきましょう。
これまでのあなたの恋愛経験の中で、
「自分からフッた」という経験があればわかると思いますが、
「自分を好きでいてくれる人に別れを告げる」
という行為は非常に胸の痛む行為です。
もちろん私にも自分から別れを告げた経験がありますし、
「フルのとフラれるの、どっちが辛い?」
と聞かれたら、
「自分から別れを告げる方が辛い」
と迷わず答えます。
「だったらフるなよ」
と言いたくなるかもしれませんが、
そうしないと自分が前に進めないから
意を決して別れを告げるわけです。
自分から別れを告げる辛さの正体は、
”罪悪感”の一言に尽きると思います。
・自分を好きでいてくれる人を残していくことの辛さ
・それでも別れを告げなければ自分が前に進めない
という罪悪感です。
また、私には経験がないのですが、
相手のイヤな部分が見えてしまって別れる場合には、
嫌悪感も当然あるでしょう。
別れを決意する理由は様々でも、そこには必ず
「一緒にいることが出来ない理由」が存在しています。
相手が持っているのが罪悪感にせよ、嫌悪感にせよ、
あなたが連絡して思いの丈を伝えれば伝えるほど、
「そう言われても困るんだよな・・・」
「あなたの気持ちには応えられない・・・」
「考えて、考え抜いて出した結論だから・・・」
という相手の思考を再ループさせることになります。
人の脳は、同じ思考を繰り返せば繰り返すほど、
その思考に回路が出来上がります。
つまり、「やり直す気はない」という決意を繰り返し、
より強固にさせてしまう可能性があるということです。
そして多くの場合、
「これ以上連絡を取っても無駄だな」と相手が感じれば、
それはあなたに対する「拒絶」にも変わりかねません。
どういうことかというと、
あなたが連絡をすることによって、
相手が罪悪感や煩わしさを感じる機会を増やせば、
「どうしてわかってくれないんだろう」
「これ以上話してもお互いのためにならない」
といった思いから、
”着信拒否”
”メールの返信をしない”
”LINEの無視”
という結果になりかねないということです。
復縁にはその状況によって、色んなスタート地点が存在します。
今まで連絡を取れていた人が音信不通になれば、
連絡を取れるようにすることからのスタートになりますから、
遠回りになってしまいます。
だからといって無理とは思いませんが、
遠回りすることに変わりありませんので、
あなたがそうならないためにも、冷却期間が大事なのです。
では、冷却期間によって、
あなただけでなく、相手の方も冷静さを取り戻すと
何が起き始めるのか?
それが次に説明する2つめの効果です。
あなたに対するネガティブなイメージをフラットにするため
相手が冷静さと日常の生活を取り戻すと、
どんな心境の変化が起きるか?
それは、冷却期間を取ったことによって、
相手の罪悪感、嫌悪感、拒絶感が
時間とともに次第に薄れていきます。
それもこれも、こちらから連絡をしないことで、
必然的にあなたの事を考える時間が減るからです。
ただ、こう聞くと正直、複雑な心境になると思います。
「忘れられたくない」
「このままでは本当に終わってしまう」
と焦ってしまう気持ちもわかるからです。
ただ、相手に忘れさせるべきは、
罪悪感、嫌悪感、拒絶感であって、
そのための冷却期間なのです。
そもそも、
付き合っていた人を忘れるという事は、
3歩歩けば忘れるようなニワトリ並みの
脳みそでない限り到底ありえない話です。
相手と付き合っていたという事は、
例えどんなに短い期間だったとしても
お互いに幸せな時間を共有したという事です。
私たち人間は生まれてから死ぬまでの間に
多くの他者と関わりを持ちますが、
その中でも「恋愛関係」になる人は
限られた人であり、選ばれた人だけです。
もしあなたなら、そんな特別な存在だった人を
たかが数週間、数か月で忘れるでしょうか?
あなたは紛れもなくその1人なのですから、
そこは自信を持つべき部分です。
だから、存在を忘れられてしまうという心配は無用です。
また、「楽しかった思い出」「幸せだった思い出」
というものを忘れられてしまう不安もいりません。
おそらくそういった思い出を忘れてほしくないのは、
「その思い出がきっかけで相手が考え直してくれるんじゃないか」
という淡い期待も少なからずあると思います。
しかし、それで復縁が出来る程度の別れの決意ならば、
そもそも別れていないし、繋ぎ止めることも出来たはずです。
そうでないならば、思い出の力だけでは、
どうにもならないということです。
ただし、これから先のアプローチ、
特に相手と再会してからは、
この思い出をフラッシュバックさせることが
復縁にとって有効になります。
とはいえ、その時期は今ではありませんし、
むしろ相手が冷静さを失っている間は、
罪悪感、嫌悪感、拒絶感によって、
そういった良い思い出も見えなくなっています。
ただ、相手が冷静さを取り戻せば
徐々に思い出として清算しはじめ、
次に説明する3つ目の効果が表れることがあります。
それはあなたに対する美化です。
相手があなたを美化し始めるから
まず、美化が起こるかどうかは、
個人差もありますし、前提条件もあります。
それは、
・別れの原因がよほど最低最悪のものでないこと
・相手が喪失感を感じること(特に相手が男性の場合)
別れの原因がよっぽど最低最悪のものでないこと。
「よっぽど」の定義ですが、正直これは個人差があります。
「浮気は絶対に許せない!」
という人にとっては「よっぽど」になりますし、
そうでない人ももちろんいると思います。
ただ、共通して言えるのは、
・暴力(身体的、言葉含む)
・浮気(長い間、何股もかけていた等)
・借金を隠していた
など、相手が「騙された」「裏切られた」と感じるような原因です。
稀に「ダメ男」が好きな女性もいますし、
そういう自己評価が低い方が相手の場合は、
もしかしたら例外もあるかもしれませんが・・・
上記のような「よっぽど」に該当する方は、
復縁のハードルがかなり高いというのは、
ご本人が自覚していると思います。
ただ、少なくともこの文章を読んでいるあなたは、
そこまでの原因で別れてはいないと思います。
そういった場合は、個人差はあっても、
あえて距離を置くことで相手は冷静になり、
別れをフラットに見ることが出来るようになります。
すると、
相手の中にあった罪悪感や嫌悪感、拒絶感が薄れ、
そういったネガティブな色眼鏡を外して、
あなたと別れたという事を改めて冷静に認識するのです。
相手の方は、あなたが連絡してこない理由を、
「冷却期間だから連絡してこないんだな」
なんて相手は思うはずありませんから、
相手の中では「本当に終わったんだ」と
あなたとの恋愛を思い出として見ることが
出来るようになります。
「思い出になりたくない」
と感じるかもしれませんが、
思い出になるからこそ美化が起きます。
「ホントかなぁ・・・」
「信じられないなぁ・・・」
と思うかもしれませんが、要はこういう事です。
例えば、あなたの家族でも友達でも、
普段は親しい人なのに、ちょっとしたことで
「ムカッ」と来ることがあると思います。
その瞬間、
「でもいいところもあるしな」
「あの時、こんなことしてくれたな」
と過去の相手の良い部分を思い出して、
素直に感謝できるでしょうか。
おそらくほぼ全ての人が、
怒りの感情に翻弄されて、
そこまで頭が回らないはずです。
しかし、少し時間が経てば、
「自分がこうすれば、こんなことにはならなかったかも・・・」
「ちょっと言い過ぎたかなぁ」
と冷静になれるものです。
相手が冷静さを取り戻すことで、
あなたとの日々が思い出となり、
上記と同じようなことが少なからず起こります。
大事なことなのでもう一度言いますが、
相手が冷静さを失っている間は、
罪悪感、嫌悪感、拒絶感によって、
あなたの良い部分や思い出も見えません。
時間をおいて、冷静になるからこそ、
相手もフラットに見ることが出来るようになるのです。
冷却期間の3つの効果のまとめ
①お互いに冷静になるため
②あなたに対するネガティブなイメージをフラットにするため
③相手があなたを美化し始めるから
以上の3つが冷却期間の効果であり、
復縁のためにこれらの効果が必要な人が
冷却期間を設ける必要がある人です。
一見遠回りに見えるかもしれませんが、
この冷却期間をどのように過ごすかによって、
復縁の成功率は変わってきます。
「すぐにでも復縁したい」
「こうしている間に新しい恋人が出来たら・・・」
こういった焦りや不安があって、辛いですよね。
ですが、冷却期間をしっかり理解しておけば、
感情に振り回されてタブーを犯しそうになっても
ブレーキをかけてくれるはずです。
忘れられていいネガティブな部分は
ぜひとも忘れてもらい、復縁に繋げましょう。
冷却期間の効果の説明は以上です。
長い記事を読んでいただき、
ありがとうございました。
応援しています!
Ps
こちらの記事では
についてお伝えしていますので、
気になる方はどうぞご覧ください。