前回の記事では
「2つの復縁パターン」
について説明しました
その2つとは、
①すぐに復縁できるパターン
②ある程度の時間を要するパターン
です。
「復縁成功」という同じ結果を目指しても、
両者の復縁の進め方は全然違います。
その理由は、
復縁するかどうかの決定権を持つ
相手の心理が関係しているから
ということをお伝えしました。
今回の記事は前回の続きとなりますので、
まだ読んでいない方は、こちらで詳しく説明を
先に読んでからここに戻ってきてください。
今日のテーマは、
「本当の別れの原因と現状の把握」です。
あなたが復縁に時間がかかるのかを
見極めるために非常に関係してくるテーマであり、
復縁を目指す上でこれから何をすべきか、
具体的なプランを考える大事なプロセスでもあります。
冒頭で伝えたように、
両者の復縁の進め方はまったく違うので
見極めを誤ることは行動を誤ることに繋がりますから、
逆効果のアプローチとなってしまいます。
その結果、音信不通になってしまったり、
逆にすぐに復縁できる可能性を
見過ごすことにもなりかねませんので、
「本当の別れの原因と現状」を把握して
遠回りのない復縁活動をスタートしてほしいと思います。
まずは相手との現状を把握しよう
まずは現状の把握からです。
現状を把握するという事は、
「現在の相手との関係性を冷静に受け止めること」
なのですが、実際にこれが出来ている人は少ないんです。
復縁活動が上手くいっていない人は
まずここが腑に落ちていないので、
見当違いなアプローチをしている場合もあります。
相手との関係性を客観的に見ることで、
相手の心理がどんなものか予想がついてくるはずです。
相手の心理に沿ったアプローチであれば
相手との距離を縮めることも出来ますが、
判断を誤れば距離が離れてしまうので、
まずは、相手との関係性を冷静に受け止めましょう。
相手との関係性は4段階で分けられると
私は考えます。
・友達以上恋人未満
・友達(連絡も普通にとれる)
・連絡は取れるがそっけない
・音信不通
見ての通り、上に行けば行くほど
相手のあなたに対する印象は良く、
下に行けば行くほど興味は薄いです。
それぞれの段階によって、
距離を縮めるためのアプローチは変わりますので、
あなたと相手の関係がどのレベルにあるか
冷静に受け止めることができないと、
音信不通にもかかわらず、
「このままじゃ本当に終わってしまう!」
と焦って連絡してしまい、
返信がなくて落ち込んだりしてしまうでしょう。
そうすると、
「あぁ、自分は復縁なんて無理だ」
と消極的に考えてしまうと思います。
しかし、それは相手の興味レベルに合った
アプローチをしていないことが原因です。
あなたがゲームをすることがあるなら
わかると思いますが、上記のような状況は、
ゲームを開始してレベルを上げずに、
生まれたままの姿同然でラスボスに挑んで、
「俺にはクリアなんて無理だ・・・」
と落ち込んでいるようなものです。
焦ったところで、相手の気持ちに
何の好影響も及ぼしませんし、
こちらがやるべきことは変わりません。
相手のあなたに対する印象に合ったアプローチをしないと、
相手との距離をさらに広げることにもなるし、
それによって余計なことで落ち込んでしまいます。
あなたがそうならないためにも、
まずは自分がどの段階にあるか
冷静に見極めることが大切です。
本当の別れの原因を把握しよう
相手との関係性を受け入れたら、
次にやることは、
「本当の別れの原因を知ること」
です。
これは復縁についてちょっと調べれば
”復縁のためには、必ずやるべきこと”
として出てくることなので、おそらく
見たり聞いたりしたことがあると思います。
これが書かれていない復縁ノウハウはないくらい、
復縁成功には絶対必要不可欠なものです。
「本当の別れの原因」=「あなたと一緒にいられない理由」
つまり、その原因さえなければ別れることもなかったし、
その原因さえなくせば、あなたと一緒にいられない理由も
なくなるということです。
その原因を改善すれば、
復縁の成功に大きく近づくことになるわけです。
しかし、そのために何をやっていくべきかは、
本当の別れの原因を知らなければわかりません。
この記事を読んでいる方の中には、
全く別れの原因に見当もつかないまま、
フラれてしまったという人もいると思います。
その場合は、これから見つければいいだけなので、
安心してください。
しかし、
「相手に好きな人が出来たからフラれた」とか
「原因はあの時の盛大なケンカだ」と
別れの原因を知っている人も、
「本当の別れの原因を知っている」
とは限りません。
何故なら、相手が別れの理由を言ってくれたとしても
相手が真実を伝えているとは限りませんし、
相手の言葉の奥底にあるものまで
見ていない場合もあるからです。
そういった場合も含めて、
本当の別れを知るために重要なことは
・相手の言葉は真実か
・原因のさらに原因が見えているか
この2つです。
相手が本当のことを言っているとは限らない
人間は嘘をつく生き物です。
別れた相手もが、ウソをついたとまではいかずとも、
真実を話しているかは、また別の話です。
何故人がウソをつくのか、
いろんな研究がされていますが、
別れ際の相手の心理を考えれば理解できると思います。
・自分が悪者になりたくない
・別れ話をこじれさせたくない
・あなたを傷つけたくない
自分が悪者になりたくない・・・
これは別れた相手だけでなく、
全ての人間に当てはまることだと思います。
色んな説明の仕方があると思いますが、
ここでは人間の本能の話をしたいと思います。
私たち人間には
”恒常性維持機能(ホメオスタシス)”
という機能があります。
これは現状維持を最優先にする機能の事です。
現状維持とは、生命活動の維持なので、
最優先として本能にプログラムされています。
現状=居心地のいい環境
例えば、
・熱があると汗が出る
・寒いと体がブルブル震える
これは平熱という人間にとって
適した体温を維持しようと無意識に働く作用です。
しかし、これまでの心理学の研究で
この現状維持をしようとする機能は、
体だけでなく心にも働いていることが分かっています。
例えば、バンジージャンプに新たに挑戦しようとすると
「もしゴムのロープが切れたら」
「あまりにゴムが伸びて地面にぶつかったら」
という不安や恐怖を掻き立てるイメージがわくと思います。
これは、今までバンジージャンプ無しで生きてきたのに、
それをやることで現状の枠をはずれてしまうため、
それを阻止するためにイメージで恐怖を感じてしまうのです。
これが別れ際の相手にどう関係するか?
まず、「ふる側の人間」には罪悪感があったり、
別れの原因を言うことであなたが傷つくことも
わかっています。
しかし、それでも別れを告げようと決心しています。
それは非常にストレスになります。
あらゆる病気の原因は
ストレスだと言われているくらい、
私たちの体はストレスに対して敏感です。
ストレスは現状維持にとって脅威となるのです。
別れ話をこじれさせたくないのは、
そのストレスを引きずりたくないからに
他なりません。
別れ話は、「別れよう」という自分の決断があるし、
それによってあなたがどんな気持ちになるかも
なんとなく想像できる・・・
つまり、非常に重たい話であること。
これが長引くのはかなりのストレスになります。
ではどうしようと考えるでしょうか?
おそらく多くの人は、
「相手が納得しそうな理由を伝えよう」
と考えると思います。
もちろん全ての人がそうだというつもりはありません。
しかし、相手の別れの言葉次第ではあるが、
それを鵜呑みにもできないということです。
相手が本当のことを言っているか、
相手の本心は本人にしかわかりません。
そのため、本人が話してくれれば一番早いのですが、
後の復縁活動のためにも、相手に問い詰めるのは
得策ではありません。
現在の相手の状況がわかる人限定ではありますが、
相手が本当のことを言ったかどうかは、
別れの言葉と現在の行動が一致しているのであれば○
そうでないならば、本当のことは伏せている可能性があります。
例えば、
「大事な仕事のプロジェクトに集中したいから別れたい」
と言ったにもかかわらず、別の異性と付き合っていたなら、
別れ際の理由よりも、その状況が多くを語っているでしょう。
※好きな人が出来たから仕事を理由にしたのか、
本当に仕事が原因で別れたあと、出会ったのか、
にもよりますので一概にはいえません。
友人に聞いてもらうことも有効ではありますが、
その場合は、
・聞いてもらう友人の選別
・その友人への頼み方
・相手への聞いてもらい方
なども重要になりますので、
詳しくはこちらをご覧ください。
別れの原因の原因が見えているか
もう一つの重要なポイント、
それが「原因の原因が見えているか」です。
これは、自分でなんとなく見当がついていたり、
相手に別れの原因を言われた人が特に注意すべき点です。
どういうことかというと、
見当がついている場合の例では、、
・喧嘩が原因で別れてしまった
これは喧嘩が別れの原因に見えますが
問題の原因はそこではなく、
なぜ喧嘩を引き起こしたのか
という要因の方が重要です。
例えばあなたのギャンブルが原因で
喧嘩になったのであれば、
相手が感じていたのは、
おそらく下記のいずれかだと思います。
・お金にだらしないと感じている
・ギャンブルにお金を使うくらいなら
もっと大事なことにつかってほしい
(出来れば自分とのデートなどに)
・ギャンブルに時間を使うより私に時間を使ってほしい
この場合、ギャンブルが原因で引き起こされたケンカは、
・もっと自分との関係に力を注いで大事にして欲しかった
・お金にだらしないのでしっかりしてほしかった
という原因の原因が見えてくると思います。
表面的な部分だけでなく、
「なぜそうなったのか?」
という原因の原因が見えるからこそ、
「復縁のために自分は何をすべきなのか」
という具体的な行動目標も立てやすくなります。
そのため、これはどんな原因でも
考えてほしい部分です。
これは別れの原因を相手に言われた人も同じです。
「相手に好きな人ができた」のであれば、
「自分という存在がいながら、目移りしやがって!」
と嘆いても、恨みは募るばかりで、
原因の原因は見えてきません。
こういう場合は、
「なぜ相手は、ほかの異性に目移りしたのか」
という所から考えていくことが重要です。
本当の別れの原因を知るために重要なこと
それは、何より自分で考えてみること
だと私は思います。
何故なら、あなたと相手以上に、
あなたと相手のこれまでの恋愛を
知っている人はいないからです。
もちろん共通の友人がいるならば、
これまでに愚痴をこぼしていた可能性もあるので、
別れの原因を特定する参考になると思います。
しかし、あなたが良いところや悪いところ、
コンプレックスなど他人に言うのに抵抗があることを
相手がその共通の友人に話すとは限りません。
また、復縁アドバイザーに相談する場合、
知識や経験則に基づいてアドバイスできても、
それはあくまで相談された内容から導き出した
答えに過ぎないのも、また事実です。
自分にない視点からアドバイスを受けられることに
価値がありますが、それでも2人のこれまでを知っているのは、
あなたと相手以上にはいないということは忘れないでください。
私は、真剣に別れの原因を考えることは、
「相手を幸せにするためにどうすればいいか」
ということを考える時間でもあると思います。
例え今の努力が相手に知られることはなくても、
そうやって自分で導き出した答えは、
必ずこれからの復縁活動に活きてきます。
それが相手とのこれからの関係に
良い影響を及ぼさないとは私は考えられません。
別れの原因を考えることは、
別れ際の瞬間を思い出してしまい、
辛い作業ではありますが、
絶対に無駄にはなりませんので、
真剣にトライしてみてください。